「モバイル開発のベストプラクティス」のセミナーに行ってきました。
タイトル通りなのですが、東京駅周辺で行われた白石俊平氏が講演されました、
「モバイル開発のベストプラクティス」のセミナーに行ってきました。
講演内容の内容について
メモして、整理できたので残しておく。
jQuery Mobile 入門
- 特徴
- マークアップ中心のUIコーディング
- HTMLを中心に書いていく(JavaScriptをガリガリ書いていくことがない)
- data-role属性を付与することで、「ページ」「ヘッダ」「フッタ」「ボタン」を定義していく
- 多彩なプラットフォームをサポート
- jQMのところにすべて書いてある
- かなりのOSに対してサポートされており、グレードA, グレードB, グレードCで分けられている。
- ※グレードが高いほどjQMの機能がフルに使える。
- Progressive Enhancementアプローチにより、古いブラウザやデバイスもサポート対象にしている。
- PhoneGapとの組み合わせが注目されている。
- インストール型アプリをHTML5で作成するためのフレームワーク
- WebView(Webブラウザコンポーネント) 上のHTML5アプリから、ネイティブの機能をJavaScriptで呼び出せる
- マークアップ中心のUIコーディング
- いいところ
- 適当に組んでも、勝手に「それっぽく」見える
- 通常のブラウザでテストしても、それなりの安心 ※デバッグが簡単
- 気をつける点
- id属性はあまり使えない
- ちょっとフレーム(枠組み)がきつすぎる感じがする
- jQMの「流儀」をきちんと知らないと戸惑うことも
- コーディング量のトレードオフ
Titaninum Mobile 入門
- 特徴
- 「スマフォアプリ」をJavaScriptで書けるFW
- 専用の開発環境が存在する
- いいところ
- 生産性の高さ ※JavaScriptを駆使するため、新たに覚える必要なし
- ネイティブの言語を覚えなくて良い
- パフォーマンスの高さ
- ネイティブのユーザ体験(iOS, AndroidのUIデザインなどに依存)となるためユーザが見慣れた形で表示される。
- 気をつける点
- UIをJavaScriptでコーディングしていくので、見づらい
- 結構バギー(バグがまだ多い)
- お金を払わないとデバッガが使えない
まとめ
- スマフォ向けWebサイト/アプリ作るならば、jQM一択
- インストール型アプリを作成するのであれば、jQM+PhoneGapとTitaninum Mobileのどちらを選ぶかは、現時点では非常に悩ましい
- 「どこでも動く」が重要なら jQM+PhoneGap
- 「サクサク動く」が重要なら Titaninum Mobile
こういうセミナーに参加すると、いつも時間が経つのが
早い気がしてなりません。学生の頃の授業は長かったのに・・・
知らんかった機能や、新しい単語にも
巡り会えてとても充実したセミナーでした。