【教育】2015年度:新人教育担当になった話 その2
前回のエントリーから間が空きましたが
やっと時間が取れたので続きを書きます。
4月
1週目
例年通りとなりますが、以下の本を読んで
Webシステムの基礎を学習してもらいました。
「プロになるためのWeb技術入門」 ――なぜ、あなたはWebシステムを開発できないのか
- 作者: 小森裕介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/04/10
- メディア: 大型本
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そして、読んだことをアウトプットしてもらい
振り返ることができるようにしました。
2週目
2週目はローカルで動く、Webアプリを作成してもらいました。
本当はインフラ周りなどをみっちりやりたいのですが、時間の制約や
求められていたのは「アプリ開発」なので、こちらを優先しました。
Webアプリは、Seasar2(SAStruts, S2JDBC)を使っているので
以下のものを写経してもらいました。
Seasar2に限ったことではないですが、昨今のフレームワークは
「設定より規約(CoC)」がメインとなっているので
Strutsをやらせるよりも、規約を覚えさせ「こんな簡単に作れるんだ!」
というのを体感してもらうような形にしました。
それでも、まず規約を覚えるのが大変のため、1人でやる感じではなく
ほぼペアプロっぽい感じになりました。
3, 4週目
2週目に作成したアプリのテスト仕様書の作成と実施をやり
その後、お客様のシステムのDBを使い、SQLの練習をしました。
自分で使うだけのアプリなら問題ないですが、業務としてやる場合
テストは必ずやることであり、プログラミングだけが仕事ではないことを
しっかり覚えてもらいました。
また、S2JDBCを使ってしまったので、ちょっと複雑なSQLを
直接書いてもらう研修も行いました。
問題点など
前回のエントリーでも似たようなことを書きましたが
同期同士で考えて、知恵を出しあいながらの教育ができていないのが
今のところ問題点だと考えています。
同期同士で切磋琢磨するは、やはり自信につながったり、結束力が高まったり
するはずなので、今後はこれも視野に入れていきたいなぁと思います。
ちなみに自分はメインをRubyとなっている(思っている)ので
Rubyの研修を最初から行いたいのですが、市場を見るとJava, PHPの
2強のため、これは難しいと思いました。